緊急告知!
厚生労働省から通達!
労働基準監督署の監督厳格化
ご存知ですか?労働基準監督署は意外に怖い存在ということを…
- 送検や逮捕もあります。
労働基準監督署の労働基準監督官は司法警察官の職務を行うので、
送検や逮捕されることもありますので甘く見ていると大変な事態になります。 - 労働基準法違反には懲役や罰金もあります。
- 残業代の不払いは2年間分さかのぼりも!
それは賃金の請求の時効が2年間とされているからです。
労働基準法で規定されている労働基準監督官の権限とは…
第101条
労働基準監督官は、事業場、寄宿舎その他の附属建設物に臨検し、帳簿及び書類の提出
を求め、又は使用者若しくは労働者に対して尋問を行うことができる。
2 前項の場合において、労働基準監督官は、その身分を証明する証票を携帯しなければならない。
第102条
労働基準監督官はこの法律違反の罪について、刑事訴訟法に規定する司法警察官の職務を行う。
上記のとおり、労働基準監督官は、労働基準法の警察官であることをしっかり認識していただいたうえで、以下を読み進めていただければと思います。
- 社会保険労務士に相談してみる!
最近多い調査・指導は、「申告監督」です
◆申告監督とは
労働者から監督署に「チクリ」をされたことによる事実を確認するために、臨検=立ち入り検査されることをいいます。もちろん事前連絡なしの抜き打ち検査がほとんどです。
◆臨検の内容とは
労働者からの申告事項に基づき、具体的に裏づけを持って検査されますので、相当厳しいものにはなります。また誰が申告したかとかはもちろん教えてはもらえません…。さらに労働者の申告した事項以外の件も一通りは検査されますので、その他に違反の事実があればすべて洗い出されてしまいます。
- 社会保険労務士に相談してみる!
臨検でのチェック項目は?
- 法定帳簿の整備・保管
- 労働者名簿・賃金台帳が正しく整備され保管されているか?
- ★記載されるべき事項がきっちり記載されているかどうかをチェック!
- 労働契約の締結
- 労働条件が明示されているか?
- 書面で交付されているかどうか?
- ★必須事項の明示や書面記載が正しく行われているかどうかをチェック!
- 割増賃金の支払
- 36協定の届出がおこなわれているか?
- 労働時間管理は正しくおこなわれているか?
- 割増賃金は支払われているか?
- 割増賃金の計算方法を正しいのか?
- 管理監督者については正しく処理されているか?
- ★管理監督者の定義や残業承認方法の実態をチェック!
- 就業規則
- 就業規則は作成してあるかどうか?
- 労働基準監督署への届出はしているか?
- 過半数労働者代表者の意見聴取をしているかどうか?
- 内容が現行法にあっているかどうか?
- 就業規則を労働者に周知徹底しているか?
- ★実態に即した就業規則になっているかどうかをチェック!
- 衛生管理体制
- 雇入れ時健康診断・定期健康診断を実施しているかどうか?
- 衛生管理者の選任(常時50人以上雇用の場合)はおこなわれているか?
- 産業医の選任(常時50人以上雇用の場合)はおこなわれているか?
- 社会保険労務士に相談してみる!
定期監督での労働基準法違反ワースト7
監督署のおこなう是正監督処分で一番多いのは
送検に関して
東京労働局では、重大・悪質な賃金不払事案については、労働基準法違反被疑事件として司法処分に付することとしており、平成19年の賃金不払事案の送検件数は、総送検件数(104件)の27.9%の29件であった。
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